ガクトコイン(スピンドル)とは?逃亡疑惑や詐欺報道も調査!現在は?

ガクトコイン(スピンドル)とは?逃亡疑惑や詐欺報道も調査!現在は? 仮想通貨エンタメ

仮想通貨「スピンドル(SPINDLE、通称ガクトコイン)」は、2018年にICOを通じて約220億円を調達し、歌手・GACKT氏が広告塔として話題を呼んだアルトコインです。その後、プロジェクトには「逃亡」や「詐欺」といった疑惑も浮上し、現在は情報発信が止まっている状態です。本記事では、ガクトコインとは何だったのか、逃亡や詐欺報道の真偽、そして現在の状況を初心者にもわかるよう解説します。

スピンドル(ガクトコイン)とは何か?

スピンドル(SPINDLE)は、イーサリアムのERC20規格を利用したトークンで、2018年5月にICOで約220億円を調達しました。運営主体は株式会社BLACKSTAR&CO.で、個人投資家とヘッジファンドをつなぐプラットフォーム「ZETA」の開発資金として使用される予定でした。GACKT氏がプロジェクトの広告塔として参加したことで「ガクトコイン」と呼ばれ、一気に知名度が高まりました。

逃亡疑惑と詐欺報道の背景

日本からの拠点移転(「逃亡」疑惑)

2018年8月、運営元のBLACKSTAR&CO.は、日本オフィスを閉じて本拠地をロンドンに移転しました。この時期は価格が急落した直後であり、「日本からの逃亡では」と批判を受ける事態になりました。

創業者への行政処分と信頼問題

さらには、プロジェクトの共同創業者である宇田修一氏が、金融商品取引業者として投資家保護の義務を果たさず、関東財務局から業務廃止命令や業務改善命令などの処分を受けていました。この点も信頼性に大きな疑問を投げかけました。

GACKT氏への批判と「逃亡」疑惑の後

GACKT氏についてはプロジェクトの宣伝で大きな利益を得たとの報道もあります。米国なら逮捕されてもおかしくない、とする声もSNSに見られるほどでしたが、現時点で法的責任は問われていません。彼自身は暴落は仮想通貨市場全体のバブル崩壊の影響と語り、ロックアップの関係で現金化はしていないと主張しています。

プロジェクトの現在と将来性

2019年以降、ZETAの開発も止まり、公式サイトやホワイトペーパー、SNSなどでの情報発信はすべて途絶えています。Etherscanなどで取引履歴を見ても、活発な取引はなく、コミュニティやユーザーがもはや存在しない状況です。

価格に関しても、ICO直後には4円台を記録したことがあるものの、現在は0.005円〜0.02円前後など、ICO価格の5000分の1以下にまで暴落しています。

投資リスクとしての考察

このように、ガクトコインは、ICO直後の盛り上がりとは裏腹に、プロジェクトの透明性や持続性の面で多くの問題を抱えており、投資対象としておすすめできるものではありません。情報発信が途絶えて再起の兆しもなく、仮に復活の動きがあったとしても、信頼回復には極めて長い時間がかかると見られます。

仮想通貨への投資を検討する際には、時価総額が大きく、取引所で広く取り扱われている通貨を中心に検討するのが安心です。特に日本の金融庁認可を得た取引所に上場している通貨は審査を経たものであり、透明性や信頼性の面でも安心材料として機能します

コメント

タイトルとURLをコピーしました